トラック1 | ポールのアコースティック・ギター |
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トラック2 | ポールのボーカル |
トラック3 | (空き) |
トラック4 | (空き) |
ポールのアコースティック・ギター奏法(その1/2)
ポールのフィンガー・ピッキングは時代とともに変化しているが、ここでは親指でベース音を出したあと、人差し指によるアップストロークでコードを鳴らすという方法で、1弦と2弦を中心にした和音になっている。
写真はAメロ2小節目とサビの頭で使われているF#m7である。エド・サリバン・ショーではポールがアコースティック・ギターを弾くのを観ることができるが、そこではこのフォームが使われている。一般のコードブックでは2弦を押さえないフォームが主流だと思うが、ポールの押さえ方の方がよりセブンスの音を響かせる事ができる(もっともWings以降は簡略化してF#mになっている)。
(参考:近年のF#m、三角は親指)
ポールのアコースティック・ギター奏法(その2/2)
ポールの演奏には必ず曲を特徴付けるワンポイント・フレーズが入っている。
この曲の場合はサビの"had to go I don't"の箇所がそれに当たる。
Emからスタートとしてメロディとベースラインを弾くというシンプルなものであるため逆に印象的である。
Emの中指と薬指が逆になるのはポールの特徴であるが、続くフレーズを薬指と小指だけで押さえるのも「ポールらしい弾き方」である。
トラック3 | ポールのボーカル(65/6/17録音) |
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トラック4 | ストリングス |
65/06/14 | ジョージ・マーティン | ノーマン・スミス フィル・マクドナルド | Recording | 第1〜2テイク、たぶん第2テイクがベストで弦楽四重奏をオーバーダブ、ポールはギターの弾き語りで録音したが弦楽四重奏のレコーディング時にボーカルを録り直している
クロニクルによると弦楽4重奏をオーバーダブしたのは6月17日 |
65/06/17 | ジョージ・マーティン | ノーマン・スミス フィル・マクドナルド | Recording | クロニクルによると2時〜4時に、第2テイクへのボーカル追加と弦楽四重奏のオーバーダブ |
65/06/17 | ジョージ・マーティン | ノーマン・スミス フィル・マクドナルド | Mono Mixing | 第2テイクよりリミックス1と2、リミックス2を採用 |
65/06/18 | ジョージ・マーティン | ノーマン・スミス フィル・マクドナルド | Stereo Mixing | 第2テイクより |