HELP!

『ハード・デイズ・ナイト』の好評を受けて予算アップとなったカラー映画「4人はアイドル」のサウンドトラック・アルバムである。ユナイテッド・アーティスツにより前作と同じチームで製作されているが、残念ながらマーティンはレスターと仲違いをしてしまったため映画音楽はケン・ソーン・オーケストラが担当している。 ジョージが作曲家として本格的に始動したことで映画用の新曲7曲は余裕でクリアし、ユナイテッド・アーティスツは映画音楽も加えたサウンドトラック・アルバムをリリースしている(撮影隊が出くわした007撮影チームへのパロディーまで収録している)。イギリスでは更に新曲7曲を追加した通常のアルバムとしてのリリースである。
ジョージがインド音楽に傾倒するキッカケを作った映画でありビートルズ史上最大のターニング・ポイントとも言えるが、それはリード・ギタリストとしての立場が危うくなると言う逆境からのスタートとなった(正に"Stop worrying")。4トラック録音となってからは、ベーシック・トラックと呼ばれる最初の演奏以外は誰でも追加演奏できるようになり、1人4重奏(あるいは4重唱)が可能となった。実際、「涙の乗車券」や「アナザー・ガール」のリード・ギターはポールが弾いている(後者ではジョージから交替している)。それでもこれに関してはアイデアのある者が演奏すると言う優位点とも解釈できる。
不幸だったのはタイトル曲である。当初ストラトキャスターを弾いていたジョージは下降フレーズでつまずいており、ギターを変えてみたが上手くいかず、結局下降フレーズのパートだけ最後に録音することになる。ボーカルを2重録りしたものとタンバリンは1つのトラックにまとめられ、空きスペースを新たに作って下降フレーズを追加している。ところが、映画のオープニングに使われた演奏シーンがマイム演奏禁止の規定に引っ掛かりタンバリンを抜く必要が生じてしまった。ボーカルは既にタンバリンと混じってしまっていたために「タンバリンだけを抜く」ことが出来なかった。改めてボーカルを録音し直すこととなり、モノ・バージョンとステレオ・バージョンのボーカルが異なるものになってしまったのである。

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Help!

MS

MS

The Night Before

You've Got To Hide Your Love Away

I Need You

Another Girl

You're Going To Lose That Girl

Ticket To Ride

Act Naturally

MS

It's Only Love

MS

You Like Me Too Much

Tell Me What You See

I've Just Seen A Face

MS

Yesterday

Dizzy Miss Lizzy

MS