『音で読み解くビートルズ史』

以下の工程で曲は作られます。

作曲
メロディが浮かんだ時にデモテープが残されます。同じ曲が形を変えて登場することもあり、作曲過程を知ることができます。

リハーサル
バンドで練習し、アレンジを検討する工程です。ほぼ資料は残されないので、ゲットバックセッション音源が大変貴重な資料となっています。

録音
ビートルズの場合は「第?テイク」といった途中段階まで記録とテープが残されています。それらを比較することで作業過程がほぼ確定できます。

ミキシング
録音済みのテープからレコード用の音源(mono、stereo)を作る工程で、バージョン違いはここで生じます。この違いによって最終工程での作業内容(記録に残されないものも含みます)を推測できます。

音源比較をすると、たとえば、初期の曲は「録音」の段階でエコーを使っていましたが、途中から「ミキシング」でエコーを使うように変化するのを確認できます。
この時期が2トラック録音(最初のアルバム2枚)と4トラック録音の切り替わりのタイミングに一致しますので、録音技術の変遷も知ることができます。

これを踏まえて調査したのが『音で読み解くビートルズ史』であり、そのチェックポイントをウンチク記事として抜粋したのが本マガジンです。

1.Kansas City と Hey-Hey-Hey-Hey! をメドレーにしたのは誰?
2.Love Me Doのアンディ・ホワイト版とリンゴ版、最初に録音したのはどっち?
3.ファースト・アルバムの制作が計画されたのはどのタイミング?
4.Till There Was YouのDNAはどこまで伝播した?
5.A Hard Day’s Nightの間奏は誰のアイデア?
6.Can’t Buy Me Loveでハイハットを足したのは誰と誰?
7.ポールのギターの先生は?
8.ポールはボウイング奏法の先駆者になり損ねた男?
9.映画「ヘルプ!」でマーティンが外されている理由は?
10.ちょっと不思議なドイツ語版、何て歌ってる?ついでにマック・ショー
11.ジョンの人生で最も重要なギャラリーは?
12.ジョンがメロトロンを入手するキッカケになった曲は? & RUBBER SOUL で使われたインド楽器は(シタール以外)?
13.Girl の歌詞を仕上げる時にポールが引用した映画は?
14.REVOLVER にテープループを持ち込んだキッカケは?
15.Strawberry Fields Foreverのステレオバージョンを作ったのは誰?
16.ジョンのベースにDIボックスを使った理由は?
17.『SGT. PEPPER』で初めて行われたアルバム編集、ポールがそれより優先したものは?
18.Good Morning Good Morningでピッチ変更したのは雄鶏?雌鶏?
19.ANTHOLOGY にも収録されたYour Mother Should Know のリメイクの目的は?
20.Blue Jay Way のステレオバージョンに使われている効果音の正体は?
21.インドで作った曲が中心のホワイトアルバムなのにインド音楽が影を潜めた理由は?
22.モノバージョンを作らなかった最初の曲は?
23.聴きたくないけどみんな大好きRevolution 9
24.Revolution vs Ob-La-Di, Ob-La-Da ジョンとポールのスピードアップ合戦、結末は?
25.ホワイトアルバム収録曲の中で、曲の冒頭部分を後ろに繋いでエンディングにしたのはYer Blues と何?
26.誰のためのBirthday?
27.シングルGet Backを制作したのは誰?
28.グリン・ジョンズのアルバム『GET BACK』がボツになった時期は?
29.ジョンの演奏をこっそりと直すマーティン
30.69年9月、ビートルズの解散が伏せられた理由は?

なお、比較音源を証拠として公開すると著作権侵害になってしまうのが厄介な点で、LinerNotesやFoomonの形で提供するのが限界となります。
本文中の曲リンクはアプリを利用した時だけ機能する時間指定再生や特殊な再生(逆再生など)です。2009年リマスター盤で正常に機能することを確認しています。

【#LinerNotes V15.5.7】
https://apps.apple.com/jp/app/linernotes/id1267191729


【#Foomon V3.3.5】
https://apps.apple.com/jp/app/foomon/id389334047

本アプリによって上記コンテンツに楽曲再生や楽譜表示といった表現力を付加する事ができます。
ブラウザで読めば普通のマガジン、拙作アプリFoomonで読めばマルチメディア化された電子書籍に変身します。
未来を先取りしてお楽しみください。