Golden Slumbers / Carry That Weight / The End

3曲まとめてラストナンバーのようで、演奏前にスタッフ・観客・メンバーへの謝辞を贈っている。ということで、一括して書くことにする。
聴き慣れたピアノのイントロでスタート。ポールは”little”を”pretty little”という癖があるようだが、ここでは”pretty”の歌詞がほとんど変わっている。
ラスティとブライアンはメインの楽器と言えるナチュラルカラーのES-335とエピフォンのベース、ほぼオリジナル通りの演奏で淡々とCarry That Weightまで進んでいく。ただし、途中、Golden SlumbersのAメロでストリングスのパートをラスティが弾いており、同じことがThe Long And Winding Roadでもあった通り、彼への信頼度の高さが伺える。
The Endに入ると、ポールはイントロのピアノを弾いた後、立ち上がってマイクを持って歌い始める。弾き語りをしないポールというのは相当に珍しい。
続いてエイブによるドラムソロ。もちろん彼のオリジナル演奏。この間にポールはピアノを離れてフロントへ移動し、チェリーレッドのサンバーストのLes Paul Standardを手にする。この準備が完了するまで叩くようだ。ブライアンも同じタイミングでゴールドトップのLes Paul Standardに持ち替えている。なんと全員がGibson、ビートルズ時代には一番縁のなかったメーカーだ。ポールはリアピックアップになっていることを確認しながら演奏に加わり、”love you”のコーラスを歌う。ラスティはジョン役として1本のマイクを挟んだ位置で歌い、2コーラス目からポールは”we really”と合いの手を入れる。多分、こういうのを本当にやりたかったんだろうと感じさせる光景である。
そして瞬きをするのがもったいない瞬間。オリジナルでは順番が入れ替わっている、といった説も出ているが(私はカジノ、テレキャスター、カジノでローテーションしてる派です)、ここではキッチリとポール、ラスティ、ブライアンの順になっている。3人の位置付けを考えるとポール、ジョージ、ジョンというイメージになるが、ブライアンはライトハンド奏法も入れていたりと、やはり各々の個性で演奏している感じ。とはいえ、ラスティはフィンガーピッキングもやってみたりとジョージっぽさを出している気もするが。何を弾くかは用意してあるみたいだが何回目に弾くかなどは本当にアドリブっぽい。9回ほどローテーションし、ポールの合図があり、最後は必ずポールによる3連のフレーズになっている。
そして夢の終わりを告げるウィックスのキーボードで、フィナーレへ。