Yer Blues

マーク・ルイソン氏の『レコーディング・セッションズ』では、第6テイクをリダクションして第16テイクを、第14テイクの一部をリダクションして第17テイクを作成し、第16テイクの3’17″に第17テイクを繋いだと記されている。

この記述からは3’17″を境に全く異なるテイクが使われていると読める。

ところが、何を思ったのか以下を遊び半分で試してみた。
イントロ(左)と3’17″(右)で演奏が重なる様子

正に神が降りて来た瞬間だった。別テイクのはずの演奏が一致していたのである。考えられる結論は一つしか無い。「第6テイク」または「第14テイク」の記述が間違いで、両者は同じテイクである。また8月14日の項に記載されている「セカンド・ボーカル」の記述も間違いであろうことも解った。後半部分(第17テイク)でうっすらと聴こえているボーカルはガイド・ボーカルで、前半部分(第16テイク)にも入っている。つまり8月14日のボーカル録音が正式な「メイン・ボーカル」である。
前述の同期音を聴く限りでは、最初のドラムス部分だけはADTを使った別編集となっており、ベース音以降は単純なリダクションになっている。

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